飲食店は出店の規模ではなく知恵比べの時代

飲食店にもブームがあり、それにのって開店することがあります。普通は、飲食店は一度開業したら長く経営できることが基本と思われがちですが、実はブームだけを追って短期間の経営を基本として出店することもあるのです。非常に珍しい出店方法というわけではなく、ここ10年ではこの方法でメニューや専門性を変えて出店する方法が急増しています。

たとえば、今から20年ほど前にもつ鍋ブームがありましたが、実際にそのブームにのってあちこちのもつ鍋屋を食べ歩いた人もいるでしょう。もつ鍋のブームはすぐに過ぎ去り、飲食店はどんどん閉店していきました。その後、もつ鍋のスープからラーメン屋を開業した店主も多く、もつ鍋は九州のローカルフードということで、同じ九州のローカルフードであるとんこつラーメンブームにつながったという話もあります。すべてがつながっているわけではありませんが、その時のノウハウを活かすという考え方が今のブーム型出店の原型かもしれません。

現在のブーム型出店は、ここ数年のパンケーキ専門店にもいえます。ハワイから有名なパンケーキ専門店が日本上陸というニュースが報道されると、途端に日本中にパンケーキ専門店が開店し始めました。あっという間に開店できたのは、ブームの火付けを待っていたからですが、どんな飲食店ブームにも先乗りが一番利益がでますから、いつでも出店できるように準備がされているのです。常に飲食店の出店場所を吟味し、ビルごと買いあげておくなど準備され、いざ出店となったらすぐに保健所に営業許可をとれるように書面も整えておくようです。

パンケーキ専門店のブームが終焉と見込むと、すぐに閉店させ、次のブームの準備をします。長々と経営することでかえって赤字になることを防ぐのです。飲食店としてどんな方法で出店するのがベストかわかりませんが、すでにカップケーキの専門店として飲食店を出しているところもあります。飲食店は出店の規模ではなく、知恵比べの時代です。

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