飲食店経営で一旗あげるという野望

私は飲食店経営で一旗あげてやろうという野望を抱いている。将来的には、居酒屋、ハンバーガーショップ、ケーキ屋などなど、ありとあらゆる業種に参入し、一大飲食店グループを築き上げたいと考えている。そして、どんどんとフランチャイズ化したグループ店を全国へ拡大する課程で、ドカンと上場してとてつもない巨万の富を得るのだ。私は時代の寵児として、マスコミから引っ張りだこのカリスマ経営者となり、多くの人間が私の元へ様々な打算を持って集ってくるようになる。そこで、私は欲望のままに超高級マンションの最上階に美女をはべらせ、階下に広がる東京を一望し、自身の成功を噛みしめる。欲しいものは何でも買い漁り、周囲の人間にも買い与える。しかし、やがて不況の波が訪れ、外食産業に厳しい環境になり、一気にグループ企業の経営状態が危うくなっていく。次々に店舗を閉鎖し、不採算事業を切り落としていく事で何とかしのぐが、かつての勢いは無くなり、多くの金と人が自分の元から離れていってしまう。だが、そこで天才的な経営手腕によって、再び経営を上昇気流に乗せる事に成功した私は、その勢いに乗って、飲食業以外の分野にも進出、押しも押されもせぬ日本を代表する経営者として認知されるようになっていく。やがて、その活躍が政界関係者の目に留まり、政界進出を果たす事となる。政界においても企業経営者時代の迅速な判断と改革心で、周囲の評価を得て、瞬く間に若手ナンバーワンの総理候補となる。だが、激しい嫉妬と足の引っ張り合いの戦いに嫌気が差した私は突如として、政界引退を発表。マスコミを騒がせながら表舞台から姿を消す。様々なことを成し遂げた一方、精神的なゆとりを失ってしまった私は、ヨーロッパに渡り穏やかな余生をのんびりと過ごす事を決意する。そこで、これまでをゆっくりと振り返って自伝を書いたり、気ままに旅行したりしながら人生を終える。と、こんな妄想をしている。

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